「歯周病」は、歯と歯ぐきの間に汚れが溜まることで炎症を起こし、
症状が進行すると歯を支える顎の骨も溶かしてしまい、
最終的に歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病の初期「歯肉炎」は痛みがほとんどないので、
なかなか自分では気づかない方がほとんどです。
「歯周病」は歯を失う一番の原因です。
「自分はかかってないだろう」、
「すぐに治るものだろう」と安易に考えている方、
実はとっても怖い病気です。
今日は、歯茎の健康かどうかチェックしましょう。
当てはまっているものはありますか??
~歯茎の健康チェック~
・歯茎から出血していませんか?
歯を磨いたら歯茎から血がでる方、
歯茎の病気の第一シグナルです。
歯垢がかたまり歯石になると
普段の歯ブラシだけでは落とす事ができません。
歯科医院で専用器具を使いプロにお掃除してもらいましょう。
当院ではおそうじだけでなく歯ブラシ指導も行っております。
小学生の時以来歯ブラシの仕方を教わっていない方も多いのでは
ないでしょうか。正しいブラッシング方法で歯周病を予防しましょう。
・歯の周りの歯茎が赤い、腫れている
歯と歯の間の歯茎が腫れていますか?
腫れていて血がでるからと歯ブラシを怠ると
余計に状態が悪化してしまいます。
ていねいに傷つけないようにして歯磨きしましょう。
・口臭が悪化している
歯茎に汚れが溜まっていて匂いがしているかもしれません。
普段の歯ブラシにフロスや歯間ブラシを使って
歯茎のおそうじも取り入れてみてください。
・歯茎が黒っぽいものが詰まっている
歯垢がかたまり、歯石になると黒くて固い砂のようなものに変わります。
歯ブラシだけではとれないので歯科医院で専用器具でのおそうじが
必要です。
他にも、、、
・歯が以前より長くなったようにみえる
・歯と歯のすき間に食べ物がつまる
・歯がグラグラする、浮いているようにみえる
・水を飲むと歯茎がしみる、痛い
このような症状も歯周病のサインです。
すぐに歯科医院にかかりましょう。
~歯茎を健康に保つために♪~
■お口の中をきれいに
歯ブラシや歯間ブラシ、フロスを使って
いつも清潔にしておきましょう。
■自分に合った歯ブラシを使う
毛のかたさ、ヘッドの大きさなど市販の歯ブラシにも
様々な種類があります。
歯や歯茎の状態によっておすすめの歯ブラシは変わるので
歯科衛生士に聞いてみてください。
歯ブラシの交換はだいたい”1ヶ月”と言われています。
毛先が開いたブラシでは磨けているようで磨けていません。
1ヶ月もたたずに毛先が開いてしまう方はブラッシングに
力を入れすぎかもしれません。
■生活リズムを整える
睡眠をしっかりとるなど生活リズムを整え
生活の質を上げることは大切です。
■タバコを吸わない
喫煙と歯周病はとても関係が深く、
喫煙者は歯周病にかかりやすく、重症化しやすいです。
また、治療しても治りにくいことがわかっています。
自分では禁煙が難しい、、という方は
禁煙外来に通ってみてはいかがでしょうか。
■歯科医院に定期的に通う
痛みがなくても、歯周病は進行しているかもしれません。
歯ブラシでは汚れが落としきれていない部分もあるので
定期的にクリーニングを行いましょう。
■バクテリアセラピー
「バクテリアセラピー」とは、ヨーロッパ発祥の
細菌を使った予防医学です。
優れた善玉菌を摂取し、身体の中にいる菌(むし歯、歯周病菌)を
減らして体質を変えていく細菌療法のことをいいます。
菌といっても、もともと人の身体に住んでいる善玉菌ですので
副作用など害を与えることはありません。
「むし歯、歯周病菌を減らす」、「口臭を減らす」、
「胃や腸を整える」、「アレルギー症状を軽減する」効果もあります。
試してみたい方はスタッフまでお声がけください。