タバコは、身体にとってだけでなく。
お口の中にとっても悪い影響を与えます。
今日はどういったリスクがあるのかお話しします。
■喫煙は歯周病のリスクが高まる、、!
喫煙者の方は、
・歯肉の血管の障害がある
・本来もっている免疫のはたらきが阻害される
・歯周ポケット内で菌が増殖する
→そのため「歯周病」が進行しやすいです。
喫煙者の方は、出血などの歯周病の炎症症状が出にくい
(血管収縮するため)ため、
気付いた時には ”重度の歯周病” になってしまっている
というケースも多くみられます。
■その他にも、、、お口の中に様々な影響が!
・歯肉への色素沈着(タール(発がん物質))
・歯肉が暗い紫色(ニコチンの影響で血管が収縮するため)
・歯周病が進行しても出血などの炎症反応があらわれにくい
・メラニン色素が多く沈着する
・歯肉がごつごつした感じになり、肥厚する
(特に煙が直接当たる上顎の粘膜)
・白斑があらわれる
■副流煙によって周りの方にも影響があります
喫煙者が吸い込む煙(主流煙)よりも、
タバコからあがる副流煙の方が毒性が強く、
喫煙者の周りにも悪い影響を与えます。
・タール:主流煙の3倍
・アンモニア:46倍
・一酸化炭素:5倍
・ニトロサミン(発ガン性をもつ物質):50倍
とも言われています。(+_+)
母親から胎児や乳児へのニコチンの影響も確認されており、
乳幼児や未成年者は受動喫煙の影響が特に大きく、
お口の中にも影響を強く与えます。
親が喫煙者の場合、受動喫煙で80%の子供が
歯肉に着色がみられるそうです。
■「禁煙」すると必ず歯肉は改善します!
禁煙をはじめると。。
はじめて数週間は歯肉からの出血が起こりやすくなります。
しかし、これは、喫煙で抑制されていた炎症反応が
正常に起こるようになった証拠です!
そうしてだんだんと歯茎は健康な状態に戻ってきます。
・ゴツゴツした感じは減る
・乾燥した感じがなくなる
・みずみずしいピンク色に変わってくる
・歯茎の色素沈着減っていく
・禁煙により歯周病の治療効果が高まる
禁煙して1年後には歯肉が正常に近づき
歯周病は安定した状態になります。
「禁煙」すると、歯肉は必ず、改善します。
歯周病予防、歯周病の治療のためにも
もし喫煙されている方は禁煙を一緒にがんばりませんか??
禁煙するのは難しいという方は
禁煙外来もございますので利用してみてください。
■おタバコの着色が気になる方へ
また、おタバコによる歯の着色が気になる方は
「PMTC」というクリーニングをオススメします。
保険の超音波の機械を使って行うクリーニングでは、
歯垢や歯石をとるクリーニングなので
着色までは落とすことができません。
PMTCでは、歯の表面についた着色を落とし、
本来の歯の白さを取り戻すことができます。
着色を落とした後、表面をツルツルにコーティングするので
汚れもつきにくくなります。
ご興味のある方はお声がけ下さい。