歯ぎしりや食いしばり(噛みしめ)でお悩みの方は
いらっしゃいますか?
せっかく高い自費の被せ物や詰め物を入れても
歯ぎしりや食いしばる力が強くて
すりへったり割れたり、
ご自身の歯がすりへったり割れたり、
顎が痛くなったり疲れていたり、、、
これらは、「咬筋の力が強い」ことが原因であることが多いです。
1日のうち、上下の歯が接触する時間をご存知ですか??
実は、食べ物を咀嚼するときを含めて、わずか15分程度なんです。
もし「もっと上下をくっつけているな」と感じる方は
普段から歯ぎしりや噛みしめをしているかもしれません。
■歯ぎしり、食いしばり(噛みしめ)を放っておくと、、
この状態を放っておくと様々な支障があります。
・歯がしみる(知覚過敏)
力が加わることによって歯が削れたり、表面のエナメル質が剥がれて
神経が露出することによってしみたり痛みが出てきます。
・骨吸収(歯周病の原因にもつながる)
歯に大きな力が加わることで骨が溶けたように
吸収していきます。これは、歯周病を促進し、
歯の動揺(揺れ)がみられる場合があります。
・顎の痛み
噛むための筋肉がかたまって、痛みが出てきます。
顎関節まで力が加わってひどい場合は「顎関節症」となる
場合もあります。
・その他にも、、
血行不良、ストレス、頭痛、肩こり、エラ張り、むくみなどの原因となる可能性もあります。
■歯ぎしり噛みしめの治療について
1、まずは気をつける!
普段の生活で仕事中や何か集中している時など
歯ぎしりしていないかどうか気をつけてみて下さい。
歯ぎしりや噛みしめに気付いた際は、
上下の歯を離すようにしましょう。
2、マウスピース
夜寝ている時の歯ぎしりや噛みしめは
ご自身では防ぐことができません。
睡眠中は噛む力のコントロールができないため、
とても大きな力が加わります。60~120kgかかると
言われています。。
お一人ひとりに合ったマウスピースを歯科医院で作成し、
寝る時にはめて歯を守ります。
最初は違和感があるかもしれませんが、
だんだんと慣れてきますし、顎の疲れも減ります。
2、ボトックス注射
美容のイメージがあると思いますが、
歯科治療でもボトックス治療は行われています。
咬筋の力を弱めて顎の関節に負担を減らします。
咬筋の緊張緩和によっておこる肩こりや頭痛、
詰め物や被せ物を食いしばりで傷つけたりを防ぎます。
効果は3~6ヶ月程続きます。
保険外の治療ですので少し費用はかかります。
「少しの痛みだから、、」と放っておくと歯をだめにしてしまい、
最悪の場合「抜歯」することとなってしまいます。
お早目に受診することをおすすめします。
寝ている間の歯ぎしりは自分では気付くことができない場合が多く、
家族や恋人に言われて気付くというパターンが多いそうです。
夜歯ぎしりをしていないか聞いてみるのも良いですね。
歯ぎしり、噛みしめ、顎のお痛みでお悩みの方はご連絡お待ちしております。