永久歯を抜けたままにしていると、抜けた歯の後方の歯が前方に傾き、
また抜けた歯にかみ合っていた上の歯が下方に降りてきて
それにより、かみ合わせが悪くなってしまいます。
ですので、歯を失ったら人工的な歯を補う必要があります。
抜けた歯・抜歯した歯を補う治療には
いくつか種類があります。
①ブリッジ
ブリッジとは、歯のない部分の両隣の歯を削り、連結した形のものを被せます。
(保険の銀歯のブリッジ、保険外の白くて歯にもやさしいジルコニアのブリッジ
などいくつか種類があり、費用は異なります。)
■長所
・治療期間が短い
・セメントで装着する固定式で違和感が少ない
■短所
・両隣の歯を土台とするので虫歯でない歯も削る必要がある
・両隣の歯に負担がかかり歯の寿命が短くなる
・土台となる歯の状態によっては、ブリッジができない場合がある
②入れ歯
歯の無い部分に取り付ける取りはずしできるもの
■長所
・治療期間が短い
・両隣の歯を削る必要はない
・保険治療ができる
・取り外せるので綺麗に保つことができる
■短所
・違和感がある
・噛む力は天然歯の15%
・審美性が悪い
・取りはずしの必要がある
・将来歯茎がやせていく
・金属をかける歯に負担がかかる
③インプラント
手術によりインプラントを埋込み、その上に人工の歯を固定する
■長所
・自分の歯と同じように噛むことができる
・両隣の歯を削る必要がない
・他の歯に負担をかけない
・審美性にも優れている
・固定式で違和感がない
■短所
・オペの必要がある
・保険外のため費用の負担が大きい
・骨の状態や全身の状態によってはできない場合もある
お口や体の状態によってはできないものもあるので
一番ベストな治療法をご相談させてください。