・顎が弱い方、長時間お口を開けているのが難しい方
・唾液が治療箇所に入ってしまう
そういった場合は、
「ラバーダム」を使用して治療を行っています。
奥歯の治療や、根管治療で多く使用されます。
◆ラバーダム防湿とは、、
口の中のだ液には常にたくさんの細菌が含まれています。
治療する歯にクランプという金具を装着し、
治療する部分以外を薄いゴムのシートで覆うことで、
だ液やお口の中の細菌が治療部分へ感染するを
予防しながら治療する方法です。
ラバーダムの装着は、手間や時間もかかるので
実施している歯医者さんは10%程度とまだ少ないのが現状です。
イラストで見ると辛そうにみえますが、
鼻と横のすき間から息をすることができますし、
唾を吸う管を入れるので唾が溜まったりしないので
苦しくはありません。
特に「根管治療」では、だ液が入って根管内の細菌感染してしまうと
再治療や抜歯という場合もあるため、ラバーダムが必要と判断した場合や
顕微鏡「マイクロスコープ」を使った根管治療では、必ず使用しています。
◆ラバーダム防湿の効果
・細菌の侵入を防ぐ!
だ液には、たくさんの細菌が含まれています。
ラバーダムで覆うことで、口腔内の細菌が治療部分へ侵入するのを
防ぐことができます。
・術野が見やすくなり治療しやすい!
ラバーダムをすることで、
歯科医師が口の中を見やすくなります。
治療する部分だけに集中して、より丁寧に治療することができます。
・誤いんを防ぐことができる!
治療などで使用する器具や削片、洗浄の薬品など
誤って飲み込むのを防ぐこともできます。
・頬や舌の保護ができる!
頬や舌など傷つけることなく治療することができます。
舌の力が強くて、治療中にどうしても
舌が動いて治療器具で傷ついてしまう、というのを防ぐことができます。
・防湿ができる!
歯科医師は、鏡(ミラー)で治療箇所を見ながら治療しています。
ラバーダムで覆えば、乾燥した状態になるため
ミラーが曇りを抑えることができ、治療を正確に効率よくできます。
このようにそれぞれの患者様にとって
ベストの治療を努めています。
※様々なケースがありますので、
患者さまによっては適さない場合もあります。