虫歯を治したのにまた虫歯に!?

夏、突然終わりましたね。

過ごしやすい季節になりました、みなさんいかがお過ごしですか?

 

さて、歯科医院に通われている方で

「一度虫歯を治したところがまた虫歯になった!😅」という経験をされた方

意外と多いんじゃないでしょうか?

今回はこの「二次カリエス」についてお話します。
 


 

二次カリエスとは以前虫歯で治療をしたところが再度虫歯になってしまうことをいいます。

 

「カリエス」とは英語で虫歯という意味で、
歯医者で虫歯のチェックをしている時によく「C」といっているのはカリエスの頭文字のことです。
「しーいち」や「しーわん」と言っているときは「C1」、まだ浅い虫歯
「しーに」や「しーつー」と言っているときは「C2」、神経までは届いていない程度の虫歯
「しーさん」や「しーすりー」と言っているときは「C3」、神経まで虫歯が届いてしまっている虫歯など、
Cの後に数字は深度を表しています。
この深度によって治療方法が変わってきます。
二次カリエスのことは略して「にじかり」と言ったりします。

 
 

虫歯で治療をすると白いプラスチックの樹脂のようなものや、型をとって銀歯等の被せ物ををいれますよね。
この詰め物や被せ物の隙間から虫歯菌が入り込んでしまい、
詰めたものの内側から再度虫歯になってしまう。
これが虫歯を治したところがまた虫歯になる=二次カリエスの仕組みです。

 

 

削ったところからまた虫歯になるので、
普通の歯が虫歯になるより、虫歯の侵蝕が早いのも二次カリエスの特徴です。
放っておくと神経のある歯髄まですぐに到達してしまいます・・・!
二次虫歯になってしまう原因は
①被せ物の劣化
②治療の精度
③普段のお手入れが不十分
 などが大きく分けて考えられます。

 

治療がゴールではなく、その先にまたならないためにも
歯科医院でのメンテナンスやご自宅でのオーラルケアはとても大切になってきます。
ご自身でのお手入れに自信がない方も正しいブラッシングの仕方などを覚えて実践して頂くことで健康な歯を維持していきましょう♪

 

また、保険の銀歯よりも自費のセラミックで作った詰め物のほうが
二次カリエスになり難いという特徴もあります。
虫歯を治す際は、二次カリエスのことも考慮して選ばえれはいかがでしょうか?