糖尿病有病者は、なんと、1000万人を超えているそうです。
それほど多くの方がかかっている病気ですが、
糖尿病の方は歯の病気である歯周病になりやすく、
重症化しやすいということが最近の研究で明らかになったそうです。
糖尿病が進行し、高血糖の状態が続いていると
体の中の防御力も低下し、感染症にかかりやすくなります。
歯周病は、成人の約80%が発症しているといわれ
細菌の感染が原因である感染症のひとつです。
糖尿病の方は健康な方に比べて
歯周病にかかるリスクが2倍以上高く、
重症化しやすいそうです。。
また、歯周病が進行すると、歯周病菌から出される内毒素が
歯肉から血管に入り込み、TNF-αとよばれる「腫瘍壊死因子」という物質が分泌されます。このTNF-αが血管中に増えると、インスリンの動きが低下し
その結果、血糖値も上昇し、糖尿病のさらなる悪化にもつながるのです。
糖尿病と診断された方は、普段のハミガキをしっかりとし、
定期的に歯石のおそうじや検診にいらして下さい。